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百瀬 寿 展 

~煌めく色彩、輝く色彩のグラデーション

 

展示期間 2022年4月29日(金)-5月28日(土)

  Open:11:30-18:30 月・火は休廊(5/2,3日は開廊)

  作家在廊日 期間中随時


伊山桂『記した(残した)』

          Glitter Sky Blue, Green, Black and Yellow 2022



伊山桂『CAVE CUT「あの島」』

          Glitter Red, Purple, Black and Violet 2022



この度 インプレクサス・アートギャラリーでは、百瀬寿展を開催いたします。               

                           

 百瀬の1970年代のセリグラフなどによるグラデーション作品は「版のない版画」と評され国内外で高い評価を受けました。さらに1980年代後半からは彩色を施した手漉紙や金銀箔等を画布に貼付した平面作品は「描かれざる絵画」と評され、色彩とグラデーションの独自の表現は更なる深化を続けています。

今展では、更に進化した新シリーズのグリッター作品、約20点を展示いたします。煌めき、輝く色彩のグラデーションをどうぞご堪能頂ければ幸いです。


~作者のことば~

グラデーションを作り始めてから思うようになったのですが、結局私は人間にしても、文化にしても、いろいろな進歩にグラデーションを見るのです。西洋から東洋へ、人種、人の肌の色、宗教、思想、たとえば北から南、低地から高地という変化につれて、植物や人の形態などにも順応して変化していく。国家にしても、原始・古代・近代と統一が繰り返されて現在の社会があります。このような横軸に対して、人類の歴史は縦軸です。それらを色彩に置き換えて考えると、なだらかなグラデーションを成しているというのが私の仮説なのです。


アーティストプロフィール

1944 北海道札幌市生まれ 現在、盛岡在住

1967 北海道教育大学旭川分校卒業 

1968 岩手大学専攻科修了 

1972 造形集団「COZMO-8V」結成に参加

1977 第2回世界版画展(サンフランシスコ近代美術館)エディション買上賞

1986 第12回日仏現代美術展(グラン・パレ パリ)大賞受賞        

その他国内外で受賞・個展歴多数。東京国立近代美術館、リオ・デ・ジャネイロ近代美術館、

ベルリン国立アジア美術館、スコットランド王立美術館他国内外収蔵多数。






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