top of page

岩渕毅弘展 - Translucent Air -

会期:2020/11/14 (土) - 12/19 (土) 終了しました



この度 インプレクサス・アートギャラリーでは、岩渕毅弘展-Translucent Air - を開催いたします。


岩渕は抽象と具象の間に位置するようなスタイルで制作を続けてきました。


2016年までは主に油彩によって、自然のイメージを抽象的に描く作品を制作していましたが、それらは、自然を通じて人間について思考する試みでもありました。


2017年からは木炭とその粉末によるシリーズに取り組んでおり、モチーフに人物も加わります。木炭が水で滲むことで生まれる溶けたような自然形態や人物のイメージは、岩渕の世界の捉え方に重なります。


今回は近年の木炭の作品に加え、油彩の新作を展示します。ご高覧いただければ幸いです。


〜作者の言葉〜

人や自然の表象を軸に、流動的で曖昧な世界の認識を絵画化しようと試みています。


今回の個展のタイトルは「半透明な空気」という意味です。人や自然に対峙した時、対象をはっきりと認識する少し手前の感覚、半透明のフィルターがかかり不明瞭な状態を描こうとしています。


水やオイルによって材料が流れたり滲んだりすることを利用する制作は、自然との協働でもあります。制御しきれない部分、自然と人間、物質と精神の中間領域に本質的なものがあるように感じています。



プロフィール

岩渕 毅弘 1975 岩手県生まれ


2009 岩手大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了


主な個展

2020 「Drifting」アートスペース羅針盤(東京)

2019 「Mirage/あなた自身に似ている」ギャラリー彩園子Ⅰ&Ⅱ(岩手)

2018 「Similar to Yourself」諄子美術館(岩手)


主なグループ展

2019 「アートフェスタいわて2018」岩手県立美術館(岩手)

2018 「2018CAF.N展」埼玉県立近代美術館(埼玉)

2017 「2017CAF.N金沢展」金沢21世紀美術館(石川)

2015 「現代美術の展望 北東北展」秋田県立美術館(秋田)


主な受賞

2010 第74回河北美術展 岩手県知事賞

2009 平成20年度岩手県美術選奨















bottom of page